就活をする際、自分のやりたいことって何だろう、周りの人はやりたいことが明確なのに自分はやりたいことがない、と不安になる方もいるのではないでしょうか。今回は明確にやりたいことがなくても就活を乗り越えるためのコツについて解説します。就活で悩んでいる方はぜひ内容をチェックしてみてください。
やりたいことがない理由にはどんなものがある?
就活を進めていく際にやりたいことがない、と考える理由にはどんなものがあるでしょうか。いくつか解説します。
自分を理解できていない
就活するうえで、やりたいことがわからないという場合は、自己分析が足りていない場合があります。はっきりした職業や職種などやりたいことが決まっていなくても、自分がどんな分野で働きたいか、どんなことが得意かなどから気になる企業をチェックしていくことができます。
自分のすきなこと、興味のあること、得意なことなどから自己分析を進めてみてはいかがでしょうか。考えるのが難しい場合はアルバイト、サークル、インターンなどでさまざまな方面にアンテナをたてて視野を広げてみるのもよいでしょう。
何からやったらよいのかわからない
近年の就活はインターネット上で情報を集めたり申しこみができたりするため、非常に情報が多いです。そのため情報が多すぎて何からやったらよいのかわからず混乱してしまう場合もあるでしょう。どんな企業が自分にあっているのかわからない場合は、やみくもに説明会や選考に申しこみすぎて疲弊してしまうこともあります。
気になっている業種や職種をある程度絞ってみてもどの企業に応募してよいかわからないという場合は、さらに希望条件を追加してみてはいかがでしょうか。休日数、勤務地や転勤の有無、福利厚生など自分が重要視したい条件を考えてみましょう。ただし条件が多すぎると企業が探しにくいこともあるので注意が必要です。
イメージがわかない
企業で自分が働くイメージがわかないという方もいるのではないでしょうか。そういった場合はインターンシップに参加して企業や職種の雰囲気を実際に確認するのがおすすめです。業務を体験したり先輩社員とのやり取りをしたりすることで、実際に仕事をするイメージがわくこともあるでしょう。
インターンシップをしてみて興味がわいた、わかないなどの材料にしてみてはいかがでしょうか。インターンシップに参加することにより就活に有利に働く可能性もあります。インターンシップだけではなく、アルバイトなどでも気になる企業や職種で働いてみるという手もあります。
自己分析と企業研究の重要性
就活においてよく聞くのが自己分析や企業研究という単語ではないでしょうか。それらがなぜ重要なのかについて解説します。
なぜ自己分析が重要なのか
就活においてなぜ自己分析が重要なのでしょうか?企業が入社してからやりたいことを面接の際によく質問するのは、入社後にミスマッチを防ぐためです。就活者がやりたいことと企業の業務内容にミスマッチがあると就活者が不満に思い離職してしまう可能性があります。
せっかく内定を勝ち取ってもミスマッチがあるままだと、働きはじめても意欲的に働けない場合があります。就活者側、企業側のどちらも満足できるよう、就活者は自己分析を行って後悔のない就活ができるようにしましょう。
なぜ企業研究が必要なのか
就活においてなぜ企業研究が重要なのでしょうか?面接の際、企業が就活者に業務内容、経理理念を理解しているか質問してくることがあります。自社で活躍できそうな人材かどうか、興味を持ってくれているかどうかなどをチェックします。
企業研究をあまり行わないまま就活をしてもうまく企業からの質問に答えられない可能性があります。また、興味があまりない企業に入社することになってしまい、働きはじめてからやりたい内容ではなかったと後悔することになるかもしれません。効率のよい就活を進めるため、企業研究を行った方がよいでしょう。
やりたいことが見つからない場合の就活方法
やりたいことが見つからないのに周囲の人は就活が進んでいて焦ってしまう方もいるでしょう。そういった場合の就活方法についてコツをお教えします。
やりたいこと以外からアプローチする
「どんな仕事をやりたいのか」というところからアプローチするとなかなか就活が進まないこともあります。そういった場合は将来の夢、目標などから仕事を探してみてはいかがでしょうか。たとえば、将来海外で暮らしたいという場合は英語を扱う企業を選ぶといった考え方をしてみてはいかがでしょうか。
ライフスタイルからアプローチする
仕事を探す上ではやりたいことからアプローチするのではなく、ライフスタイルから仕事探しをするのも仕事を長く続けるうえで重要です。海外旅行が好きな場合は、長期休暇が取りやすい企業、地元で働きたい方は地元密着型の企業や全国転勤がない企業を選ぶといったアプローチをしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
就活といえば、やりたいことから仕事探しをしなければいけないと考えている方も多いのではないでしょうか。しかしやりたいことばかりにフォーカスをあててしまうと視野が狭まってしまい、なかなか仕事が見つからないこともあるでしょう。やりたいことが見つからない場合は、インターンに参加する、いろいろなアルバイトをしてみる、海外旅行をしてみるなど視野を広げてみるのもよいでしょう。またやりたいことから仕事を探すのではなく、将来の夢、自分のライフスタイルにあいそうな仕事や職種を探すなど長期的、多角的な視点から就活をしてみてはいかがでしょうか。